小紅書(RED)とは?
日本の主要SNS、Instagramに似ています。またEC機能が付随されており、投稿で紹介された商品をその場で購入することができます。
女性ユーザーが8割を占めており、美容系の投稿やコスメ紹介などの投稿が注目を集めています。
さらにユーザーは都市部に住む所得の高い人が中心に利用していると言う特徴もあります。
中国のデータ会社である千瓜数据によると、ユーザーの50%が1線2線都市に住んでいて、90年代生まれが72%と公表されています。
投稿の特徴
Instagramの投稿メインが画像と文章の組み合わせが多いですが、小紅書(RED)では動画の投稿も比較的多く、画像の投稿より人気が出やすいです。
また、InstagramのEC機能は外部リンクへ移動後に購入ができますがREDはその場で購入できることが利点です。
资生堂SHISEIDO
雪肌精SEKKISEI
このように企業の商品情報などが発信されています。また、企業名や商品の名で検索すると化粧品の比較動画・投稿がたくさん投稿されています。コメントでは消費者が気になる質問などを知ることができ、リアルタイムで商品の注目度がわかります。
マーケティング戦略 KOL・KOCとは?
KOL・KOCとは日本で言うインフルエンサーのことです。日本ではSNSなどで影響を与える人をインフルエンサーと一括りで言いますが、中国ではKOLとKOCに細かく分類されています。
・KOL
Key Opinion Leaderの略で、知識が豊富で権威性があり、影響力のあるユーザーを指します。忖度なしでレビューを発信していることや、閲覧者が知りたい商品の情報をわかりやすく解説しているユーザーが人気を得ています。小紅書では、KOLをフォロワー50万人以上と定義されています。
・KOC
Key Opinion Consumerの略で、消費者としての立場で口コミ等を発信しており、一定の影響力を持っているユーザーのことを指します。KOCはフォロワー5000人前後のアカウントも多くKOLと比較すると影響力は少し弱くなりますが、より消費者寄りの情報を発信しています。身近な感覚で情報を発信しているため購入を検討する際にKOCの投稿を参考にする人も多いです。
このようにKOLとKOCでは影響力に少し違いがあります。どのような目的でマーケティングをするのかにより、どちらを利用するのかも変わってきます。
小紅書(RED)はビジネスに最適?
小紅書(RED)ではリアルタイムで流行や注目度を知ることができ、その場で購入できることからビジネスにおいて最適だといえます。またKOL・KOC(インフルエンサー)を利用したプロモーションをすることもできるため中国市場に進出をお考えの方はぜひ一度小紅書(RED)をのぞいてみてください!